👉「老舗→ベンチャー→中小で見えた“現場時短×学び”の必要性。通関Labを始めた理由と今後の挑戦。」
🌿 知識の循環(Knowledge exchange)とは 若手がベテランから学び、学んだ知見を次に渡していく――。 そんな“give and receive”の仕組みを、LABで形にしたい。
昭和の通関士として、思うこと
通関士を20年近く続けています。
私がこの仕事を始めた頃は、いま当たり前に使っている NACCS(Nippon Automated Cargo and Port Consolidated System) の海上版が導入されて少したった時期でした。
まだシステム不参加の保税蔵置場もあったり、「紙」ベースのやり取りが日常。
効率が悪くて、今では考えられないような手作業がたくさんありました。
時代が進み、電子化が進んだことで便利になった一方、
システムが複雑になり、逆に不便に感じることも増えました。
それでも、かつての手続きに比べれば「電子送信で完結する」ことのありがたさを実感します。
ただ――いまだに古い慣習が残り、一般企業では当たり前の仕組みがなかなか進まない。
若い世代にとっては魅力的に映らない部分も多いのが現実です。
「女の通関士はいらん」と言われた時代に
通関士1年生の頃は、毎朝「行きたくない」「辞めたい」と思っていました。
まだまだ男性社会で、「女の通関士はいらん」と言われることも日常。
泣かないように、倒れないように、1日を終えるのがやっとの毎日。
それでも辞めなかったのは、後に出会う減免貨物通関のアシスタントという仕事が大好きになったから。
「いつか自分も、税関交渉をして、現場に出て、旗を振れるようになりたい」
そう思っていました。
10年修行、そしてベンチャーへ
ヤドカリ通関士、再び減免貨物の現場へ
そんな中、かつてのクライアントから声をかけてもらいました。
それをきっかけに、転職してもクライアントがついてきてくれるようになり、
「ヤドカリ通関士」としてまた減免貨物の現場に戻ってきました。
今も「王子」(クライアント担当者のあだ名)からご指名をいただき、通関に携わっています。こんな形で好きな仕事を続けられるとは想像もしていませんでした。
人生最大のラッキーだと感じています。
👇イメージでいうとこんな感じ
通関の新しい景色を見たい
20年近くかけて、やっと「好きなことを、好きなだけできる場所」にたどり着きました。
今は、LABで進めている「HS図鑑」を、仲間たちと一緒に形にしたいと思っています。
AIを学ぶためにプログラミングの学校へ入学し(就職によりソッコー退校ですが💦)
その後も画像生成の学びを続け、図鑑の挿絵を研究する過程で、
「LINE STAMP」や「品目分類神経衰弱ゲーム」、「ツーカンの森(動く絵本)」として形にしてきました。通関士としての“人の思考”を大事にしつつ、AIをどう共存させるかを試行錯誤する日々…
さらに、購入者さまに安心してご利用いただけるように、
「ペーパー通関士講座」や「BASE SHOP」で、受注から発送・受講までの予約決済フローも確立。
――やっとここまできた。長かった(時間かかりすぎ)。
すべては、みんなと進めたい「HS図鑑」のために。
今進めている84類をモデルとして、これから他の類にも展開していきたいと思っています。
伝統を大切にしながらも、時に古く感じるこの通関の世界で――
新しい景色を、通関のみんなと一緒に見たい。
道半ばで、「通関は好きだけど、もうムリ…」と離れていった仲間たちへ。
形が違っても、今は通関士じゃなくても、
また一緒に“通関の学び”を語り合える日を願っています。
学びたい人に、きっと届きますように。
そして、いつか必ず、みんなを呼び戻す。
あ、もちろん無理やり「もう一度通関士やれ!」って意味じゃなくて💦
通関が好きなみんながそれぞれの場所で積み重ねてきた「知見」を、
LABで一緒に形にしてほしいなと思って。
どうか、温かく見守ってください。
――森の片隅の研究所より。
通関レシピ研究所 tomo
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