スキップしてメイン コンテンツに移動

アンケートを取ってみて感じたこと

アンケートを取ってみて感じたこと
通関レシピ研究所 × フィールドノート

アンケートを取ってみて
感じたこと

2026年6月 / tomo

ここ数週間、通関や物流に関わる方々へアンケートをお願いしたり、お電話でお話を聞いたりしていました。結果そのものはお約束があるので公開しません。ただ、私自身が感じたことは共有してもいいかなと思います。

最初は、「現場が困っていることは何だろう」という素朴な疑問から始まりました。

話を聞けば聞くほど思ったのは、同じ物流業界、同じ通関業界と言っても、置かれている環境も、扱う貨物も、業務フローも、本当にさまざまだということです。

ある人にとって当たり前のことが、別の人には全く関係ない。逆に、自分では当たり前だと思っていたことが、他の現場では大きな負担になっている。そんな発見がたくさんありました。


MOCKを作ってみました

「事務作業を機械に補助してもらい、人が最後に仕上げる形で効率化できたら、もっと通関書類の作成や確認に時間を使えるんじゃないか」

この仮説について、たくさんの方からアンケートにご回答いただいたので、そこだけ先にMOCKを作ってみました。


見えてきたこと

私は最初、「AIが何かを判断してくれる」という方向ばかり考えていました。

でも実際には、判断そのものよりも、その前段階の整理や確認、情報を探したり集めたりする部分に、多くの時間が使われていることも見えてきました。

OCRで読み込めたら楽なのはわかる、でもリテラシーの観点からそれができないというジレンマ。これは想定通りでした。

どの立場の人も、こんな問いを繰り返しながら仕事をしています。

  • 「前回はどうだった?」
  • 「料金は?」
  • 「HSは?」
  • 「スケジュールは?」
  • 「バンプランは?」

もちろん社内システムから検索できることもあります。ただ、品物が多い場合、その品名すべてで検索できるわけではありません。実際には、いろいろなキーワードや前回の情報を手がかりに、過去の書類やメールを探していることも多いのではないかと思います。

みんながそれぞれの立場で同じようなことをして、同じような課題を抱えているということなのかもしれません。

今回、対象を営業・CSさんや倉庫、運送業者、代理店、フォワーダー、船会社と広げたことで、より物流全体の流れを考えるきっかけになったと思います。

技術の話になると、どうしても派手な機能に目が向きます。でも現場では、毎日繰り返している小さな作業や確認の積み重ねが、一番大きな負担になっているのかもしれません。


今回のアンケートで得られたもの

答えではなく、「まだまだ知らないことがたくさんある」という気付きでした。

ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。引き続き、現場の声を聞きながら勉強していこうと思います😊


また、今回集まった課題については、

「本当にエンジニアの力が必要なもの」と「現場の工夫やExcelなどで改善できるもの」を分けて考えてみたいと思っています。

私自身、プログラマーではありませんが、実務者としてできること、仕組みや運用で改善できることは、少しずつ試してみたいと思っています。

インタビューにご協力いただける方へ

今回、私のお友達のエンジニア達とも壁打ちをしながら進めています。「話くらいなら聞くよ」「インタビューなら協力できるよ」という方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください😊

エンジニアと現場を知っている実務者が直接話せる機会は、とても貴重だと思っています。現場には現場にしか分からない困りごとがあり、エンジニアにはエンジニアにしか分からない制約や考え方があります。どちらか一方だけでは、本当に使われるものを作るのは難しいのかもしれません。

アンケートご回答のお礼🎁

スマホ版ゲーム(Stage1-2:マスターウサコの特訓)を無料開放しました。ぜひ遊んでみてください😊

アンケート回答のお礼に何かできないかなと思って考えてました。
(営業・CSさんにはわからないかもだけど…ごめん😄)
これまで84類攻略本購入者向けコンテンツでしたが、OTP認証が重いという話もあったので。
今回はお礼も兼ねて。ありがと♡

https://classification-voyage-mobile.vercel.app/

コメント

このブログの人気の投稿

HSコードで世界を救うゲーム作りました。― classification-voyage ―

▶ ゲームをPLAYする あなたは勇者です。 HSコードを学んで世界を救ってください。 このゲームでは、実務でよく迷うHS分類を 「考えて選ぶ体験」 としてプレイできます。 さらに、解説に書かれている内容に加えて ベテラン通関士の実務の知見を織り交ぜた 「classification-voyage 攻略本」 を制作中です。 →やっと完成しました(2026.04.30) 正解を覚えるのではなく、迷い、考え、選ぶ。 そんなHSの世界を、楽しみながら体験してもらえたら製作者として、これ以上うれしいことはありません。 まずは、勇者が母国を旅立ち、 伝説の通関士「マスターウサコ」に弟子入りして通関の修行をするところまでを、プロトタイプとして制作しました。 ぜひ PLAY してみてください。現在は試作のためモンスターHSは30個だけ。 何回かPLAYすればきっと覚えられます😄 実務に近い環境でトレーニング(テンキーがベスト、F2の操作)を行うため、 今は PC専用 としています。 <2026.02.23開発ログ> ・HSモンスターをまずは15体からスタートに変更しました。new!  →週明けにひとつずつ増やしていきます。 <勇者育成プログラム始めました> <まだ改善できてないところ> ・最初にno more 誤謬!がちらつく <2026.02.18開発ログ> ・HSモンスターが50体になりました new! <改善できたところ> ・ランダム抽選のため、モンスターが重複する →重複無しにしています。 ・材質が入りきらない など… →レイアウト変更しました。 <まだ改善できてないところ> ・最初にno more 誤謬!がちらつく <2026.01.15 開発ログ> ・モンスターを5体追加し、全部で35体になりました new! <改善が必要だがまだできていないところ> ・最初にno more 誤謬!がちらつく ・ランダム抽選のため、モンスターが重複する ・材質が入りきらない など…  →ちょっと重めの変更なので、週末にすこしずつ改善したいと思います。 ◆著作権について◆ © 2026 通関レシピ研究所 本コンテンツの全部または一部について、著作権者の許可なく無断で転載、複製、配布、改変することを禁止します。 ◆免責事項◆ 本コンテンツは、公表資料をもとに...

英文住所を郵便番号から半自動変換|NACCS対応 住所ローマ字変換ツール【無料】

📖 マスターウサコの7つどうぐ — 第1の巻 β版|調整中の魔法書 ✦ 道具その一 ✦ 英文住所の翻訳魔法書 郵便番号や地名から英文住所を生成する魔法の書 ▶ 内容に同意して試してみる 無料 / ログイン不要 ※本ツールはβ版テスト公開中です。精度・挙動は随時調整されます。 不具合や気づきは X(@tsukan_recipe) のDMで教えてもらえると助かります🐰 英文住所への変換、手作業でやってますか? 郵便番号や地名を入力するだけで、英文住所・ローマ字住所を自動生成できる無料ツールです。ダブルクリックでCSVファイルでダウンロードできます。 第7次NACCS更改(2025年10月)で、配送先住所の登録が必要になりました。 入力負担を減らしたくて、昨年からtomoがひとりで勝手にチャレンジし始めたこの企画…(公式とは無関係です💦) 🐰 マスターウサコより 郵便番号や地名を唱えよ。 この魔法書が、英文住所に変えてみせよう。 コピペができるようにダウンロードするのじゃ。 — 伝説の通関士・マスターウサコ — ⚠️ 現場の悩み 送り先の住所が日本語しかない 郵便番号や地名から英文住所を一発で引きたい コピペでそのまま使えるものが欲しい ✨ 魔法書の力 🔢 郵便番号で検索 7桁で即表示 🔤 漢字、カナでも検索 部分一致対応 📋 そのままDL ダブルクリックでダウンロード 🏛️ 税関コード対応 保税蔵置場コードから一部逆引き可能 📌 なぜ作ったか 第7次NACCSの更改で「配送先」フィールドが新設されました。全国にいる物流の勇者たちが毎回配送先入力に時...

現場のみんなに聞かせてほしい。アンケートのお願い。

tomoです。今日はみなさまにお願いがあります。もしよかったら、5分ほどアンケートに協力してもらえると嬉しいです。 ✈️ 航空通関担当の方はこちら👇 アンケートに答える(航空) 🚢 海上通関担当の方はこちら👇 アンケートに答える(海上) 最近は、ゲームを作ったり、便利ツールを作ったり、プログラムをしている時間の方が長いかもしれません。 私は、この伝統を重んじる通関業界で、従来の慣習も大切にしながら、法解釈の範囲の中で効率化できるものがあれば取り入れて、少しでも体調を崩すような残業から解放されたいと思っています。 もし事務作業を機械に補助してもらえて、通関士や通関のスタッフがもっと「通関そのもの」に専念できたなら、どんなにいいだろう。毎日そう思っています。 計算書の数値手入力、英文住所検索、商品ページやカタログの印刷、画像をインボイス順に並び変えたり…。どれも通関には欠かせない作業ですが、全部を人力でやっていると、時間がいくらあっても足りない。 そこからさらに、計算書作成 → 申告書作成 → 審査 → 申告 → 税関審査 → 税関応対 → 検査対応…と続いていく。しかも、それが1件ではない。 だからせめて、事務作業を機械に補助してもらい、人が最後に仕上げる形で効率化できたら、もっと通関書類の作成や確認に時間を使えるんじゃないか。そう思って、ツール作成をしています。 私は非エンジニアながらプログラムを使う通関士。エンジニアよりも現場を知ってる。だからきっと役に立つものが作れるはず。そう思ってました。でも違った。ごめん。 少し前にお友達にヒアリングしてみたら、なんとなんと、考えもしなかったところでみんなが困ったり、しんどいと感じてると初めて気づかされました…。 現場が困ってること、こうなったらもっと便利になるのに、ということを現場のみんなは明確に持ってたのに、私はみんなに聞くまでそこにたどり着くことはできませんでした。 同じように考えているエンジニアのお友達とも話しながら、「もっと良いものができないか?」を考えています。そのために、実際に現場で働いているみんなの声を聞かせてほしいです。 どんなところが大変なのか?どんなツールがあったら助かるのか? 住所を検索したり、数値を手入力したり…そういうことでパワーが奪われて、本...